どうも、ミニマリストおかゆん@ML_Okayunです。
俺自身がミニマリストになって約2年半。
その間、部屋にあった物を片っ端から手放はしていきました。
今では自分の生活に必要なモノ、愛してやまないお気に入りの革製品たちに囲まれた生活をしています。
そんなミニマリストとして生活してく中で、誰もがミニマリストになる必要はないと感じました。
そこでこの記事では
- ミニマリストってそもそもなに?
- 物を手放すメリットはなに?
- ミニマリストに向いている人、向いていない人
以上のことを踏まえて解説していきます。
興味が沸きましたらぜひ、このまま下へ読み進めてください。
ミニマリストってそもそもなに?
そもそもミニマリストってどういう人なのかイマイチよくわからないと思います。
ミニマリストを日本語で言うと最小限主義者。
もっと簡単に言えば物を持たない人ということですね。
そもそもの原点は美術のミニマルアートから始まったそうです。
たくさんの余白の中に一つ強調したい物を置く。
まさにミニマリストの原点にして頂点。
このミニマルアートを実生活に合わせたものがミニマリズムという考え方。
その人をミニマリストと呼ぶわけですね。
物を極限まで減らしていますが、どれくらい物を減らしたらミニマリストと言うのか明確な区別はありません。
理由はとても簡単です。
人それぞれのライフスタイルが違うように、ミニマリストもそれぞれいる物、いらない物が人によって違うからですね。
例えばこんな感じ
- Aさんにとって冷蔵庫が必要だけど、Bさんは必要ないから持たない。
- Cさんにとってゲームが必要だけど、Dさんはゲームをしないから持たない。
- Eさんにとって長財布が必要だけど、Fさんは財布は重たいから持たない。
だから物の数が少ないからミニマリストというわけじゃないんです。
ここが最低限ではなく最小限にする。
自分にとって1番快適な物の量にまで物を減らして、1番好きな物だけを手元に残す。
我慢をすればどれだけでも物を減らすことはできます。
でも、それじゃせっかくの人生楽しくないですよね。
だから自分のちょうど良い物の数を、減らしたり増やしたりして知っていくんです。
その後に自分にとって必要な大大大好きな物に絞っていく。
そうして物によるストレスや思考のノイズを極端に減らして、集中したいことに全力を注げる。
そして多くの人が物を手放していったあと、人、こと、時間などなどあらやることにミニマリズムを取り入れていくんですよ。
これがミニマリストと呼ばれる人たちの生き方です。
物を手放す大きなメリット
ミニマリストについてなんとなく理解できたかと思います。
じゃあ、物を手放してなんのメリットがあるの?って話ですね。
今の現状で物に囲まれて不便に思ってないからこそ、物を手放すというメリットに気づきにくいかもしれません。
あくまでも一例ですが軽くまとめるとこんな感じ
- 物によるストレスを減らせる
- 目の前のことに集中できる
- 自分と向き合うことができる
一つずつ紹介していきますね。
物によるストレスを減らせる
物を手放すことで日常の小さなストレスを減らすことができます。
例えば家の中で探しものが見つからなかったという経験はありませんか?
たくさんの物を持っていればそれだけいろんな場所にしまってあると思います。
だから居場所を忘れてしまったり、たまたま違う場所に置いていたら「探す」という手間が増えますよね。
なんとか見つかればまだ良いですが、長い時間かけても見つからずストレスが溜まり、けっきょく必要だから買い直す。
そのあとしばらくしたら見つかって結果的に無駄な出費になってしまったとイライラしてストレスを溜める。
何度もストレスを溜めて、体力と時間を無駄にしてしまう。
物を初めから減らして物の場所が決まっていればそんなことにはなりません。
使いたいときにすぐに使えますし、探すという手間は確実に無くすことができます。
そうすれば物によるストレスは確実に減っていきますよ。
小さなストレスであっても積み重なれば大きな負担になります。
自分の人生の貴重な時間は、物を探すためにあるわけではありませんからね。
物によってストレスだらけの人生は卒業できます。
目の前のことに集中できる
物が減ると目の前のことに集中できます。
例えば勉強するときに机の上に漫画、スマホ、ゲーム機、お菓子が置いてあるとします。
そんな環境の中で集中して勉強することができる人はいますか?
よっぽど強靭な精神を持った人でもない限り無理ですよね。
誰でもどれかに手が伸びてしまい、勉強ほったらかして遊んでしまうと思います。
多くの人はそれらの誘惑する物は見えないようにしますよね?
人によっては鍵付きの箱に入れてしまう猛者がいるかもしれません。
間違ってもスマホを触りながら勉強をしたりしないはず。
ミニマリストはそんな集中できる環境を、日常生活まで範囲を広げているだけです。
物を減らしてストレスを無くして余白をつくり、自分が「今」やりたいことに全力を注げるようにする。
そうすることで目の前のこと、その先のゴールに向かって、一直線に集中して取り組むことができるんですよ。
大げさのように思えるかもしれませんがこれは事実です。
人って思ったよりも物によって影響を受けていますし、場合によってはストレスも受けています。
自分の部屋より図書館やカフェ、旅館やホテルにいると居心地が良いと感じるのがその証拠。
そうでもなければわざわざ足を運んでお金を払ったりしませんよね。
自分の部屋にいれば良いだけですから。
自分と向き合うことができる
物を手放していくと壁にぶち当たることがあります。
そんなときに自分と向き合う必要が出てくるんですよね。
これは自分にとって必要な物で残した方が良いのか、それとも手放した方が良いのか。
そんな悩みが必ず出てきます。
郵便物のような明らかにゴミだとわかる物なら迷わずゴミ箱に叩き込めますが、卒業アルバムや親しい友人との思い出の写真などは簡単には手放せないと思います。
そのような場面で残しておくのか、手放すかを決断しないといけませんよね?
場合にはたくさん悩んで疲れてしまうかもしれません。
でも、頑張ってそれを繰り返して物を手放していくと、物を買うときにも役立ちます。
例えば一目惚れで欲しくなった物があるとしましょう。
それが本当に必要なのかどうか、これまで自分に向き合っていれば、即決せずに一度考えることができます。
自分の生活を良くしてくれるから欲しいのか、それとも一時的に所有欲を満たしたいから欲しいのか。
その判断をするための力が身につきます。
物を手放すという過程で自分と向き合うことができるということはそういうことです。
自分が必要な物だけを買う。
多くの人ができていると思っていて、実際はできていないこと。
一時的な所有欲を満たすために買ってしまい、すぐに使わなくなって後悔する。
そんなお金も時間も無駄にしてしまう機会を減らすことができますよ。
修行僧のような不便な生活はしてないよ
ミニマリストの残念なイメージとして物を減らしまくって、不便で窮屈な生活をしている修行僧のように思われていることです。
ここまで読んでくれた人ならこのイメージを頭に浮かべる人はほとんどいないと思います。
実際のところは、無駄な物を減らしていることで、必要で大大大好きな物だけに囲まれて生活していますからね。
これが修行僧の暮らしだと思うような方はいないでしょう。
むしろ輝いて見えるでしょうし、羨ましいと思うはずです。
そうでもなければミニマリストが流行ったりすることも無いですし、なりたいと思うこともないでしょう。
現にこの記事を読んでくれているということは、ミニマリストになにかしら魅力を感じたからですよね?
間違っても修行僧になりたいと思って読んでくれている人ではない……と思いたいw
もし、仮にそうだとしてそのイメージを消しとばすことも俺がブロガーとして発信し続けている理由の一つです。
もっとミニマリストのことを知ってもらって魅力を感じてもらいたい。
そのためにも修行僧のイメージを無くしたいんです。
もっと楽しく、充実した毎日を送っている人だと知ってもらい、ミニマリストが増えればと思います。
ミニマリズムは人生を良くするための手段
ここまでミニマリストの良さについて語ってきました。
なら実際ミニマリストになったら幸せになるかと聞かれたら違います。
なぜならあくまでもミニマリズムは考え方、手段でしかないからです。
例えば資格を取りたいと思って必死に勉強して資格を手に入れたとしましょう。
実用的な資格であれば生活や仕事に活かせるでしょうが、それが幸せに直接繋がるかと聞かれたら違いますよね。
車に乗りたいと思っている人が運転免許を取ったことに幸せを感じることはないと思います。
あくまでも運転免許を取るのは車を運転するための手段でしかないのですから。
なのでミニマリストになろうとして失敗する人もいるのです。
物を減らしまくって不便な生活をしてしまい、嫌になってやめてしまったり。
ミニマリストのライフスタイルそのものが自分と合わなくてやめてしまったり。
正しく理解して、そして幸せになって欲しい。
ミニマリストになって良かったと思ってもらえるようにね。
あくまでもミニマリズムは手段。
それで幸せになれるとは限りませんし、そもそもその生き方が合っているかも試してみなければわからないものです。
興味を持ってミニマリストになりたい人へ
ここまでミニマリストの魅力について語ってきました。
その上で自分がミニマリストに向いているか、向いていないのか。
その判断への手助けとなる簡単な問いかけを作りましたので参考にしてみてください。
もちろん、ここで向いていないと思っても実際に行動してみると違うかもしれませんので、諦める必要はないですよ!
けっきょく行動した人だけがミニマリストになれるのですから。
やるかやらないかは自分次第。
新しい価値観に出会えることは間違いないでしょう。
ミニマリストに向いている人
- 物に溢れた今の生活が嫌になった
- ミニマリストの生活に憧れがある
- 大大大好きな物に囲まれた生活をしたい
- もっと身軽に生きていきたい
- 自分の中に集中したいことがある
- 見栄を張らずもっと自分らしくいたい
- マルチタスクが苦手
- 騒音や雑音がある環境が嫌い
- 節約しながら充実した生活を送りたい
- 世間とは違う生き方をしたい
- お金に縛られた生き方はしたくない
- 働かないという選択肢が欲しい
- 少ない生活コストで暮らしたい
- 他人と長く一緒にいるとしんどい
ミニマリストに向いていない人
- 物に溢れた今の生活が好き
- たくさんの物がないと不安
- 周りの人に理解してもらえないのが辛い
- 今の生活が変わってしまうのが嫌
- 見栄を張って生きてきたい
- マルチタスクで物事をこなしたい
- 浪費をして楽しく生きたい
- 世間体が気になってしまう
- お金のために働いて稼ぎたい
- ストイックな生き方は嫌だ
- ド派手な暮らしがしたい
- 誰かと一緒に行動していないとダメ
ミニマリストになるための5ステップ
せっかくミニマリストに興味が湧いたのに、問いかけだけ投げといて放置ではいけないですよね。
なので簡単にですが、俺が実際にミニマリストになっていくために実践したことを、物にフォーカスを当ててキリよく5ステップに分けて紹介します。
①明らかにゴミだと思う物を捨てる
郵便物やチラシなど、明らかにゴミだと思うものを手放していきます。
断捨離の初めの一歩ですね。
リビングや自室などの簡単なところから少しずつ、コツコツとやっていきましょう。
一度にまとめてやろうとするとシンドイですし、休日を丸々使ってヘトヘトになってしまいます。
小さくこまめに取り組めば一回で片付く量は少なくても、続けることができるので最終的に明らかなゴミは無くなりますよ。
ミニマリストになるためではなくても、ぜひやって欲しいです。
②無くても困らない物を手放す
着ていない洋服や履いていない靴、使っていない家電。
いつか使うからと適当な理由をつけて、放置されている物たちに手をつけていきます。
残念なことに防災用の非常品を除いて、いつか使うという機会は永遠に来ないので、フリマや買取ショップで売ってしまいましょう。
わずかであってもお金が戻ってきますからね
放置されている物も、使われずそのままにされるより、誰かに使ってもらった方が嬉しいはず。
売れない物は知人や友人に譲るか、もったいないですが捨てていきます。
いつまでも手元に残しておく意味はありません。
③絶対にないと困る物を選んで残す
ここまででかなりの数の物が減らせたでしょう。
そうしたら自分の生活に絶対に必要な物を選んで残していきます。
残すときに理由をつけて残すと、気持ちだけで残さずに済むので必須です。
理由を添えてやらないといつまでも物が減りません。
気持ちがどうしても勝ってしまいますからね。
1番簡単に必要かどうか見分ける一つの基準として「悩むかどうか」です。
今スマホを手放そうと考える人はおそらくいないでしょう。
それが物を残す基準になります。
悩んだらそれは断捨離する候補になると思ってください。
そうしたらなぜ、迷ったのか理由を書き出すと気持ちも整理できますよ。
理由を書いてもまだ必要だと考えた物は残せばいいんです。
④必要な物が決まったらそれ以外の物を手放す
絶対に必要な物が決まったら、あとは心を鬼にして残す候補から外れた物を手放していきましょう。
ここが正念場ですよ!!
もし「そんなことできない!」というのであれば、ダンボール箱に一度しまって見える位置に置いてください。
そしたら1ヶ月、3ヶ月、半年、1年。
長くなりすぎないように期限を決めて、その期限のうちに1回でも使ったら必要な物。使わなかったらいらない物として手放していきましょう。
俺のオススメは3ヶ月です。
理由は経験上3ヶ月も使わない物は、それ以上の期間を置いても間違いなく使わないからですね。
手放すのが辛いかもしれませんが、それは物に自分の気持ちが縛られているから。
自分で決めた期間をしっかり守って淡々と手放していきましょうね。
⑤今ある物から好きな物に置き換えていく
絶対にないと困る物だけが残ったら、あとは日々の生活の中でアップデートをしていくだけです。
なぜなら趣味嗜好は時を重ねていくごとに変わっていくからですね。
たとえば「昔は肉が大好きだったけど、今は肉より魚が好き」な感じです。
人は変わっていく生き物ですから、それに合わせて物も変えていきましょう。
必要な物、いらない物も変わっていきますから好きな物や物の数も変わっていく。
最初に決めた物や数に拘らず、どんどん変えていきましょう。
常に自分に合った最適な量と大好きな物に囲まれた生活を送るために。
さいごに
ミニマリストについて知ってもらった上で、ミニマリストになると向いている人、向いていない人を俺なりに考えてみました。
自分の人生の主役はあくまでも自分です。
なので自分に合った生活をしてもらいたいですし、その一つの候補としてミニマリストについて、知って欲しいと思って書きました。
知らないとなにが良いのかなんてわからないですしね。
もし、ミニマリストに魅力を感じて「俺も(私も)なりたい!」と思ってもらえたのなら、これ以上の喜びはありません。
俺は喜んで歓迎します!
そして惜しみなく協力しますよ。
それがミニマリストを知った俺が世に広めたいというライフスタイルですから。
この記事があなたの人生に少しでも良い影響を与えることができたのなら幸いです。