革製品を使ってみたいけど悩んでる
どんな魅力があるのか気になる
使うときに気をつけることを知りたい
そんな人に向けてオススメしたい。
どうも、ミニマリストおかゆん@ML_Okayunです。
皆さんは革製品は持っていますか?
革と言ってもポリエステルで出来たフェイクレザーや、一切経年変化をしない顔料なめしの革は含めません。
僕が言っているのはタンニンで鞣された革。
使っていくうちに色や質感が変わっていくいわゆる経年変化をする革のことです。
とくに追加で加工されていないヌメ革は非常に傷や水に弱く、深い傷が残ったり水シミが残ってしまう悲劇が起こってしまいます。
だからこそ購入に一歩踏み出しきれない人も多いのではないでしょうか?
手間暇かかるタンニンなめし加工された革をつかった製品は値段が高いですから、ぽんっとお金を出しにくいですよね。
僕も初めて買ったのは長財布でしたが相当悩んで買ってます。
そんなタンニン鞣しでできた革製品を日常的に使って過ごしている僕が、これから革製品を買おうとしてる人たちに向けてメリットデメリットを語っていこうと思います。
この記事の結論は
- 革製品の魅力は表情が変わること
- 傷や水シミも馴染んで個性になる
- 購入する前に店舗でチェックした方がいい
です。
それでは、順番に詳細を語っていきますね。
興味が湧いた方はぜひ、このまま下へ読み進めてください。
メリット編
まずは革製品を買ってみたい人の背中を押すために革製品にしかない魅力を語っていきます。
- 使えば使うほど新しい表情を見せてくれる
- 丈夫な革はメンテナンスをすれば長持ちする
- 一部が壊れたりしても修復できたりする
- シンプルな色や物ならビジネスシーンで使いやすい
使えば使うほど新しい表情を見せてくれる
これはタンニン鞣しで加工された革の特製ですが、使っていくにつれて手の油分や日に当たることでどんどん表情を変えていきます。エイジングや経年変化と呼ばれる現象ですね。
とくにタップリとオイルを含んだオイルドレザーや、オイル加工されていないヌメ革などは変化するスピードが早いことが多いです。
使いこんでいくと色味が深くなり艶が増していきます。
白系の色が薄いほど変化は顕著で、逆に黒系の色が濃いほど変化は少なめです。
なので変化を楽しみたい方は白や茶系の薄い色を、色の変化は少なくてもいいから艶を求めている人は黒系などの濃いめの色がおすすめです。
もちろん変化の仕方は革の種類や使われている部位、同じ革でもタンナーと呼ばれる革をなめす人たちによって変わりますし、加工された時期によっても違います。
すでに気になる商品がある場合はネットや実店舗で経年変化を見てみると参考になりますよ。
物によっては和紙のようなザラザラした質感から、陶器のように滑らかな質感に変わるプエブロレザーのような面白い革もあったりしますからね。
この世に2つとないものですから自分が手に取った瞬間から世界に一つしか存在しない唯一無二の革製品。そう聞くとなんだかワクワクしてこないですか?
僕も財布を買うときに実店舗で同じものをいくつか並べて見せてもらいましたが全然表情が違いましたからね。
ソシャゲのリセマラガチャのように最初につかう相棒を選ぶ楽しさもありますよ。
丈夫な革はメンテナンスをすれば長持ちする
プラスチックやポリエステルなどの科学製品にはない特徴として定期的にメンテナンスは必要ですが、よっぽど乱雑に扱わない限りはめっちゃ長持ちします。
それこそものによっては10年とか平気でもちますからね。
わりと乱暴に扱われるランドセルが最後まで壊れずに役目を終えるのに納得な頑丈さです。
自分の気に入った製品をいつまでも長く手元に置いて使いこめるのは愛着も湧きますし、永く愛用するならコスパ的にも良いですよね。
ちょっと高くてもその分長い期間使えれば結果的には安く済みますからね。
壊れるだけの安いポリエステルで作られた合皮や布の製品を短期間で買い換えるより個人的にはずっと良いです。
長いこと使われてくるとその人の性格がでてくるのも革製品の面白いところですね。
歳を重ねる毎に革製品も同じように歳を重ねていきます。
さながら自分に寄り添ってくれるパートナー。
愛情を注げば注いだ分だけ必ず応えてくれる健気なところもまた良いんですよー。
友人などが使っている財布のような革小物がどんな経年変化をしているのか見ると楽しいです。
一部が壊れたりしても修復できたりする
靴をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
靴ひもは切れたら新しいものに付け直しますし、靴底がすり減ったら埋めたり新しい部品に交換したりしますよね?
それと同じで革製品であればよっぽど酷い壊れ方をしていたり、革自体が入手困難だったりしなければ革を貼り替えて修理してそのまま使えたりします。
革製品もダメージが少なければ蘇ります。
自分でやるのは難しいですしハードルが高いと思うので専門業者か、自分が買った店舗がリペアをしてくれるのであれば、そちらに出すと有料で直してくれますよ。
愛着が湧いた製品をいつまでも永く使えるのは革が生きていて劣化しにくいからこそですね。
シンプルな色や物ならビジネスシーンで使いやすい
これは革製品の種類や色によっての話になってくるのですが、装飾の少ないシンプルなものであれば、プライベートとビジネスシーンの両方で使いまわせるのでより長いこと使ってあげることができますね。
とくにビジネスの場では革製品であることが望ましい風潮がありますから、そこでさりげなく使い込んだ財布などをスッと取り出したらカッコイイですよね。
もしかしたら同僚や上司、取引先でも評価されるかも………しれませんよ。
革小物はけっこう会話の種にもなりやすいですし、取引先のお客さんの相談に乗ってあげれば好印象を与えることもできると思います。
なので高級なものを買う必要は全くないですが、一つビジネス用に黒い財布を買っておきましょう。
ただ、プライベートビジネス用を分けて複数持とうとするとその分お金がかかりますし、管理の手間が増えるのでそこはトレードオフですね。
1番手軽なのはプライベートでもビジネスでも兼用して使えるものを選ぶと楽ですよ。
デメリット編
次は買う決断をするのに悩むであろうポイントを紹介していきます。
- 水や汚れ、傷に弱いのでわりと気をつかう
- 定期的にメンテナンスをする必要がある
- 本革はプラスチック素材のものと比べて重い
水や汚れ、傷に弱いのでわりと気をつかう
革製品は冒頭でも紹介した通り非常に水に弱いんです。
それはもう紙に水滴をこぼした時のように一度濡れてしまったら元には戻りません。
傷も細かいものなら使っているうちに馴染んで味になりますが、深い傷は馴染んでもはっきり分かるほど弱いですね。
水や汚れは防水スプレーなどで保護してあげることはできますし、ブライドルレザーのような革自体が水に比較的に強いものもあります。
ある程度、経年変化をした革は表面に油分によってわずかに水に強くなったりもしますね。
しかし、あくまでも保険です。
基本的には水に濡れるような環境では使わないようにするのが良いでしょう。
万が一濡れてしまった場合は迅速に、そして適切に対応することでカビの発生などの被害を防ぐことができます。
水染みを避けるのは難しいですが……w
雨が降るとわかっているようなときは持っていくことを控えたりして濡れないようにしましょう。
傷は爪をなるべく短く切っておいたり壁などにあてないようにすればそこまで傷だらけにはなりません。
そういう管理の手間が嫌な方は革製品は向かないですね。
定期的にメンテナンスをする必要がある
タンニン鞣しの革は基本的にメンテナンスをしてあげましょう。
たくさんの道具を準備して時間をかけて頻繁にオイルケアしたりする必要はありません。
普段はブラッシングと柔らかい布で乾拭きする程度で十分です。
それ以上に使ってあげるだけで手の油分が革に伝わるので小物であればそこまで神経質にならなくても大丈夫。
ちょっと乾いてカサついてきたなーっと感じたらレザー専用のクリームを塗ってあげれば復活してツヤツヤになりますよ。
このツヤで輝きを増した革製品って最高だと個人的には感じますw
これは人間の肌と同じで革にも栄養補給が必要なんです。
これが手間で面倒くさいと感じるのであればフェイクレザー。
または、たっぷりとオイルが含まれたオイルドレザーを使うと幸せになれます。
本革はプラスチック素材のもと比べて重い
革は繊維の密度が高くぎゅーっと詰まっている素材です。
そのため丈夫なわけですが、しっかり詰まっているだけあって重たい。
例えば革だけで出来たリュックなんかは1キロは余裕で超えます。
プラスチックや布素材できたものと比べると、同じ形状で1.5倍くらい重くなってしまいますね。
これは使っている革の量が多くなるほど重量が増していきます。
そのため部分的に帆布などの布系の素材を使っているものもあったり、高い技術力を持った職人の力で革を薄くしたりしたものもあります。
ただ、どうしても重たくなるのでなるべく身軽にいきたい人は革製品は向いていないものになっていますね。
さいごに
革製品は重いし手入れが必要なのでとても手間がかかります。
ですが、またそれも愛おしい存在なんです。
ちょっと苦労があるほうがより愛着が湧いたりしませんか?
僕は一度革製品に触れてからはもう虜になっていますw
日々、自分の持ち物を革製品に置き換えられないか考えるくらいには好きになりましたね。
もし興味が出てきたらまずは小物類から始めてみることをおすすめします。
定番では「財布」、「キーケース」、「小銭入れ」、「名刺入れ」ですね。
この辺からならお値段も比較的安いので手に入れやすいですよ。
お気に入りの革を見つけてぜひ楽しんでみてください!
この記事があなたの人生に少しでも良い影響を与えることができたのなら幸いです。