ノイズキャンセリングを6ヶ月体験してみた素直な感想

どうも、ミニマリストおかゆん@ML_Okayunです。

皆さんは普段イヤホンは使っていますか?

俺は自分に向き合うにつれて騒音でかなりのストレスを感じると知ってから、ノイズキャンセリング(以下ノイキャン)つきのワイヤレスイヤホンを日常的に使うようになって早くも半年。

今まで自分が気にしてこなかった生活音ですら無音になると、普段からこんなに音に囲まれていたのかと驚きますね。

イヤホンは使ってるけどノイキャンは使ったことがないという人も多いはず。

最近のは安くなってきたとはいえ、お値段もノイキャンの性能が高いものほど比例して高いです。

だからこそ簡単買うのは勇気が入りますよね?

そこでこの記事では

  • ノイズキャンセリングってなに?
  • 実際に使ってきた感想
  • 買うべき人、買ったらダメな人

以上のことを踏まえて解説していきます。

興味が湧いた方はぜひ、このまま下へ読み進めてください。

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そもそもノイズキャンセリングってどんなもの?

まず初めにノイズキャンセリング(以下ノイキャン)がわからないという方もいると思うので簡単に説明しますね。

と言っても俺は専門家でもないので「こんな効果があるんだなぁ」ぐらいにサラッと読んでもらえれば助かります。

ノイキャンには主に2種類あります。

パッシブとアクティブの2つです。

  • パッシブノイズキャンセリング
  • アクティブノイズキャンセリング

呼び方も違えばそれぞれに特徴がありますので個別に紹介していきますよ!

パッシブノイズキャンセリングとは

パッシブノイズキャンセリング(以下PNC)とはイヤホン自体の遮音性を高めたもので、物理的に耳の穴を塞ぐことで騒音を減らす技術です。

主にカナル型と呼ばれるイヤホンに採用されているもので、イヤーピースというゴム状の部分で耳との隙間を無くしてピッタリ塞ぐことで音を聞こえなくします。

似たような機能を持つものとして耳栓と同じですね。

使ったことのない人でも両手で耳を塞ぐと周りの音が聞こえづらくなりますよね?

それと同じでカナル型のイヤホンであれば皆持っている機能です。

多くの製品がS、M、Lのようにサイズがいくつか合ってその中から自分の耳に合うものを選ぶと思いますが、音楽をしっかり聴けると同時に周りの騒音を減らしてくれているんですよ。

アクティブノイズキャンセリングとは

アクティブノイズキャンセリング(以下ANC)とは周りの音と真逆の音を出すことで打ち消す技術で、ノイキャンと呼んでいる人の多くはこのANCのことを指しています。

例えるなら1にマイナス1を足して0にするようなもの。

この作業をリアルタイムでコンピュータが行なっています。

PNCと合わせて使うのが基本でより騒音を減らし、限りなく無音に近い環境にすることが可能。なので、近年はかなり注目されていて安価なヘッドホンやイヤホンでも多く採用されていますね。

欠点はバッテリーを消耗してしまうこと、耳に圧迫感があり人によっては苦痛を感じることです。

その代わりに得られる圧倒的な静寂はとても素晴らしいものですよ。

実際に6ヶ月使ってきた感想

ここからは実際に俺が使ってきて感じた感想を述べていきます。

まず初めに使っているイヤホンは『JabraのElite 85t』を使っています。

理由の一つとしてノイキャンの強さが変えられるからですね。

初めはiPhoneと相性抜群のAirPods Proにしようと思ってました。ですが、超強力なのにノイキャンの強さを変えられない使い勝手の悪さが原因で買うのをやめましたね。

……決してデザインが好きじゃなかった訳じゃないですよ!!

想定した通り自分の体調や気分、環境に合わせて強さを変えてく使い方が1番合っていました。

その生活の中で毎日使って感じたことを語っていきます。

  • 音楽をかけるとノイキャン効果がアップ
  • 音量が小さくても良く聴こえる
  • 低音はほぼ消える
  • 屋外で使うのはかなり危ない
  • ノイキャンが強くなるほど圧迫感がある

音楽をかけるとノイキャン効果がアップ

イヤホンのノイキャン単体でもかなり音を消してくれます。ですが、街中などの騒音が多い場所で使うと、どうしても消しきれない音が出てきます。

これはより耳を覆うヘッドホンタイプのものでも同じ現象が起きますね。

そこまで高級なものを使ったことがないのでわかりませんが、今の技術では完全に無音をつくるのは不可能じゃないでしょうか?

なので基本的にはノイキャンをONにして自分の好みの音楽をかけるのが良いです。

イヤホンをつけて耳の穴を塞ぐ

ノイキャンによる環境音の打ち消し

音楽による音でより環境音を消す

この3つが揃うことでかなり音が消えますね。

今使っているイヤホンでも音楽をかけると周りの音が聴こえにくくなりますよね?

それと同じです。そこにノイキャンをONにすることでより無音効果が強化されるイメージです。

俺も初めはノイキャンのみで静かな無音空間を作ろうとしました。ですが、ダメだったので今の使い方に落ち着きました。

それに自分が好きな音楽を聴きながらの作業は気分も上がりますしね。

音量が小さくても良く聴こえる

ノイキャンが効いていると周囲の環境音がグッと抑えられるので、ノイキャンが付いていないイヤホンと比べて音量が小さくてもしっかりと聴くことができます。

このおかげで爆音にして聴く必要がないので難聴の予防にも繋がりますよ。

それに加えて周囲の音が入ってこない分、楽曲の細かい音まで耳に伝わるのでより音楽体験が良いものになるのもグットポイント。

今までは周囲の環境音が大きくなるほど、イヤホンの音量を上げていましたから。

それをしなくても良くなったのは個人的にかなり良かったところです。

もちろんノイキャンを効かせた状態で音量を上げてやれば、より深く音が耳に響き渡りますから没入感をを楽しめますよ。

気分を上げたいときや音楽を集中して楽しみたいときは、俺も音量を耳が壊れない程度に上げています。

低音はほぼ消える

換気扇の音や車の走行音のように比較的、低音はほぼ完璧に消してくれます。

これはノイキャンの強さが強いほど驚くほど綺麗に消えてくれますね。

初めて使ってみたときは本当に感動もので、なんでもっと早く買わなかったのか後悔するレベルでした…w

この効果も実際に強くしたり弱くしてみましたが、最低と最大を比べるとその差はかなりハッキリと出ました。

強くするほどしっかりと消してくれるので、しっかりと自分に集中したい時は最大にして使っていますね。

逆に人の声のような高音には効果がかなり薄かったのも印象的でした。

どちらかと言うと人の話し声が聞こえてくるのをなんとかしたかったのでノイキャンには期待をしていましたが、残念ながらそこまでの力は無かったですね。

感覚としては少し離れたところで話されているようなイメージ。

スッと音が消えてなくなるような感じではないです。

なのでノイキャンの効果を最大限活かすとしたら比較的に静かな室内で使う場合ですね。

わずかな雑音すらも無くなってくれる印象です。

ただ、効果がないわけでじゃないのでカフェで大声で話し合っているような人たちがいなければ全然大丈夫でした。

先の項目のように音楽をかければほぼ聞こえなくなりますし、作業をし始めれば意識は逸れるので気にならなくなります。

屋外で使うのはかなり危ない

周囲の環境音を消してくれる便利なノイキャンですが、その低音をより強力に消してくれる性質上、屋外で使うには非常に危険があります。

車のエンジン音は低音、あるいはプリウスような電気自動車は元々の音がかなり静かですからね。

イヤホンをつけていない状態ですら気付きにくいのが、ノイキャン効果で全く気付けないレベルになります。

正直、散歩していたとき真横を車が通り過ぎても全くわからず、目の前を通り過ぎたときに初めて後ろから車が来ていたことに気付けたくらいですからね。

マジで心臓が飛びてるかと思いましたよ!

実際に気付かずに何度か後ろから横を通り抜けようとした車や自転車と接触しかけました。

環境音を消してくれるのは非常に便利で快適ですが、屋外など事故に遭うような可能性がある場所で使うのはやめておいた方が無難です。

やっぱり使うなら安全が確保できている屋内などが1番良いと心底思いましたね。

ノイキャンが強くなるほど耳に圧迫感がある

周囲の音をかき消してくれるすごく便利なノイキャンなのですが、欠点───というか苦手な人にはかなり不快感があります。

それはノイキャンを利用しているとき特有の圧迫感ですね。

高いところに登ったときに感じるような耳を塞いでくるいやーな感じが少なからずあります。

これはノイキャンの強さが強くなるほど圧迫感も比例して強くなっていきます。

圧迫感が苦手かもしれない人はノイキャンが弱めなものか、強さを調整できるものがオススメですよ。

俺もけっこう苦手なタイプなのでノイキャンの強さを調整できるものにしています。

実際にこの判断は正解でしたよ。

環境や体調に合わせて強さを調整することで圧迫感を感じることなくノイキャンの良さを体験しています。

せっかくお金を出して買うのですからやっぱり自分が納得できるものを買いたいですからね!

体験から考える買うべき人

ここからは実際に俺が実生活の中で使ってきた目線から、買うべき人は以下の3つのどれかに当てはまる人かなぁと思いました。

  • 作業に集中したい
  • 音楽体験をより良いものにしたい
  • 騒音疲れを軽くしたい

作業に集中したい

環境音をかき消してくれるノイキャンにピッタリの使い方が、何かの作業に集中したい時ですね。

誰しも隣で宴会のように騒がれていたら集中できる人はいません。

いたとしたらそれはそれで羨ましいですけど…。

最近はテレワークが推奨されて自宅で作業される方も多いでしょう。

静かな部屋で作業していたら余計に音には敏感になりますし集中力が途切れちゃいますしね。

それが嫌な人にはかなり使い勝手が良いです。

音楽体験をより良いものにしたい

こだわりのある人は何十万もする高級ヘッドホンやイヤホンを使っていると思いますが、そこまでしなくてもノイキャンで環境音が消えるだけでもかなり変わってきます。

俺は使ったことないですがソニーのCMで見たことある人もいるのではないでしょうか?

環境音が消えてくれるだけで音楽体験は格段に上がります。

よりはっきりと細かい音まで聴こえるようになるからですね。

音の臨場感も強くなるのでカジュアルにより音楽を楽しみたいのなら使ってみて欲しいです。

ただ、製品によってはノイキャンを強くすると音質が変わってくるらしいので注意ですね。

これは製品レビューを参考にするなどして下調べが必要でしょう。

騒音疲れを軽くしたい

俺のように音によく反応して気疲れを起こしてしまうような人にもかなり使える機能です。

高音にはあまり強くは効かないですが、先の項目でも話したように音楽をかければだいたいの環境音は消えてくれます。

自然の音などを流しておけばリラックスすることもできるのではないでしょうか?

俺もよく川の水が流れる音や風の音、小鳥がさえずる音を聴いて心を落ち着けていますよ。

やっぱり無音に近い環境にいられるというのはかなりの強みです。

より自分に集中することもできますから考え事をするときにも使えますね。

体験から考える買ったらダメな人

今度は逆にどれかに当てはまる人は買っても後悔しやすいんじゃないかなと思う3つを出していきますよ。

  • お気に入りのイヤホンが既にある
  • 耳への圧迫感がとても苦手
  • ランニング等の屋外で使う

お気に入りのイヤホンが既にある

人によってはイヤホンにとてもこだわっている人もいると思います。

そんな方に無理にノイキャンはオススメしません。

というのも技術の発達でかなり良い音質のノイキャンイヤホンが登場してきましたが、ガチで音にこだわって作られた製品にはまだまだ敵わないようです。

俺はそこまで音質にこだわりがないので全く問題がないですが、音にこだわりがあり今既ににお気に入りのイヤホンがあるのならそれを使い続けた方が幸せでいられますよ。

耳への圧迫感がとても苦手

先の項目でも書いたとおり俺もそこまで耳への圧迫感に強くありませんし、どちらかと言えば苦手なタイプです。

そんな人にはオススメしにくいですね。

ノイキャンが弱いタイプだとあまり効果を実感することができませんし、せっかくノイキャン付きイヤホンにする意味がないです。

せめてノイキャンの強さを変えれると良いのですが、そこまで多機能になってくるとお値段が上がっていきますからね。

決して安くないお金を出して自分の耳に合わなかったら悲惨です。

なので自分は耳への圧迫感は苦手だなと思う方はやめておいた方が無難ですよ。

ランニング等の屋外で使う

イヤホンを使って運動している方もいると思いますが、ランニング等の屋外で使う場合は安全面からやめておいた方が良いです。

環境音を消してしまうので本当に事故に遭う可能性が一気に上がります。

まだ公園内で使うのであればまだ危険は少ないでしょうが、車が通る車道で使えば間違いなく轢かれます。

自分の呼吸と心臓の音でほとんど周囲の音なんて聞こえませんからね。

安全のためにもランニング等の屋外で使う目的ではやめておきましょう。

さいごに

ひと昔前のアクティブノイズキャンセリング機能は一部のヘッドホンに採用されているくらいで、技術力もより必要とされるためとても高価でした。

それが今は技術の進歩で性能が高くても手を出しやすい価格にまでなってきましたね。

全ての人の手元に届くまであと一歩!と、言ったところでしょうか?

しかも小さなワイヤレスイヤホンに搭載されているというのですから驚きです。

俺のように環境音に敏感でストレスを感じやすい人にはぜひ手にとって試してもらいたい一品です。

一度使ってみるともうノイキャン無しでは生きられないくらいには便利で快適です。

普段よく使うもので生活の一部になっているものほどお金をかける価値があると改めて感じましたよ。

気になる方は専門のイヤホンレビュー専門の動画やブログを参考にお気に入りのイヤホンを見つけてくださいね。

この記事があなたの人生に少しでも良い影響を与えることができたのなら幸いです。